『憩 ~身体と心を休める場所~ 』です。素晴らしい作品に仕上がりました。

日々の生活の中でたまっていく体の疲れやストレス。現代のストレス社会で、私達は知らず知らずのうちに癒しを求めて過ごしていることでしょう。
愛犬との触れ合いや日光浴と美味しい朝食、気の合う仲間同士のお酒など、自分が安らげる場所を見つけて思いっきり楽しむこと。私が生きていくうえでとても重要なことですが、忙しさに紛れ忘れてしまいそうになります。

『1日の始まりと終わりは、癒される時間を過ごしたい』
そんな想いをカタチにするために、6つの憩の場を設けました。家族のコミュニケーションや人とのつながりを大切に考えた空間と、使い勝手を重視したユーティリティ、 それぞれの趣味を活かした庭、迎え入れる気持ちを表現したファサード。全てに憩を感じ、体と心を休めることができる場所に・・・
『伝統 ~受け伝えていきたい~ 』です。素晴らしい作品に仕上がりました。

本邸の施主は茶道を教えている方であり、本格的な茶室で若い人達の指導の場として、活躍されています。自分の楽しみとして、また露地として使える庭へとリフォームしました。
日本の伝統的な庭園や茶庭を広め、茶道という文化を伝承したいいう施主の想い。そして、景観を損ねないユーティリティースペースの確保をもとに、吟味して選んだ素材と風情ある商品で構成しています。

ご主人の希望だった露天風呂や奥様の趣味の家庭菜園も楽しめるよう、プランニングしました。道路正面から露地門を配置し、閑静なたたずまいと絵画的な美の世界へいざないます。
日常的な茶の湯をたしなめるような露地と枯山水の庭をプラスし、既存の庭園に溶け込む景は心を和やかにさせます。伝えて、学んで、知って、また伝えていきたい。そんな施主の願いをカタチにしました。
『コンセプトは日常を楽しむ』です。素晴らしい作品に仕上がりました。

私たちは日々の暮らしの中で、食事や会話、物に触れながら何かを感じ、過ごしています。
しかし、無機質な壁や物に囲まれて生活する現代の子供たちや、ストレス社会に苦しむ大人たちが増えていく一方、感情を表現することも安らぎを感じることも薄れているように思えます。
朝目覚めた時、食事の時、趣味の時間を過ごしている時など、都会的な中にも自然が感じる事ができ、何気なく過ごしている一日一日を、楽しく過ごして欲しいという願いを込めてプランニングしました。

友人との憩いのテラス。子供達が自然の楽しさを学ぶ菜園。
疲れを癒し、くつろげる空間。人を迎え入れ、もてなす庭。
そして風を感じながら家族がコミュニケーションを計れる広場を設けました。
ファサードは、打ちっぱなしの独特な素材感と、自然素材を組み合わせ日々を過ごす中で常に何かを感じ続けたい